せんみつ

物語を思いついたら書いていきます。

いくつかの人格

私の人格は3つある。

といっても、多重人格とかではない。3つの人格を使い分けているだけ。

例えば、趣味にはまっているときと、いつもの人格って違うでしょ。だから趣味のときの友達と、普段過ごす友達とでは人格が違う。

もちろん、仕事のときは違うスイッチが入るから、人格も違う。

だから人格が3つ。

いつもはSNSでつながっているし、仕事もリモートばかりだから、だいたいネットでしか活動していない。誰とコンタクトするかで人格が異なる。

けどそれって、自分だけでないよね。みんなそうだ。

それぞれの人格にあわせ、キャラの外見も変わる。自分の好みの外見は簡単につくれる。SNSでも仕事でも、例えばリモートでの会議でも、好みの外見で参加する。他の人たちもそれぞれ個性的で楽しい。

さて、今日は用事があって出かけているところ。部屋を出て、電車に乗っている。

隣にはキツネが座っている。向こうにはペンギンが立っている。その横には何かムクムクしたいきもの。

誰もが外出するときもそれぞれのキャラのきぐるみを着ている。ちなみに自分はペンギン。

きぐるみを着ていると、守られている安心感がある。昔の人は素顔を出して外出していたなんで信じられない。

人格ごとにキャラがあるから、自分の部屋にはもう2つきぐるみがある。他の人より少ないほうかな。今の生活も飽きてきたとこがあるし、新しい人格をつくろうか考えている。